平常心。「平」は、「おだやか」という事。常に穏やかである。玄人の第一条件であると、私は感じる。お化粧をし、衣装を纏い、照明に照らされ、硝子玉をむけられた役者は、不思議な時空をつくる。ただ、硝子玉をのぞく者には、化粧 衣装 特異な条件下にもかかわらず、その役者の目の奥のほんとうがみえてしまう。なかなか辛いお役目。ならば、その時をどうむかえさせるのか。これが、「すけ」となる、わたしの本当のお役目。「七分を心がけて」と伝えると、「余裕がないと駄目なんですね。」と。伸び代と余裕が同様に。塾長も日々訓練。